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Re:ところで・・

 投稿者:児嶋  投稿日:2006年 3月24日(金)02時08分19秒
  山下さんへ

端的にお答えしますが、プロになってからは、自分の詞に自信がもてなくなったり、書けなくなったりしたことはありませんし、締め切りに遅れたこともありません。ただ1度だけ、リズムだけのデモテープで、ラップの歌詞を書くというコンペがあったときだけは、断ったことがあります。

プロになる前は、作詞のコンテストに応募したり、レコードメーカーや音楽出版社に作品を送ったり、つてをたどって音楽関係者に作品を見てもらったり、いろいろとやりましたが、まったくだめでした。

でも僕は、「作詞家になりたい」というより「作詞家にはなれる」と確信していたので、自分に何が足りないのかを考え、その足りない部分を補うために勉強しました。企業秘密なので、どんなやり方をしたのかは書きませんが、僕には並外れた才能などないので、とにかく言葉やフレーズの「引き出し」を作ることと、詞の構成が上手くまとめられるようになること、そして「切なさ」あるいは「感動」ということの本質とはどういうことなのかを、自分なりのやり方で習得しました。とはいえ、クリエイティブな作業は「一生勉強」なので、極めたつもりなどまったくありませんが。

では。
 


ところで・・

 投稿者:山下浩二  投稿日:2006年 3月24日(金)00時01分1秒
  もうひとつ質問が・・・
自分の詞に自信が持てなくなったときとか、書けなくなったときとかありませんか?
そういう時ってどうしたらいいんでしょうか?
教えていただければ嬉しいです。
 
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才能?

 投稿者:児嶋  投稿日:2006年 3月22日(水)02時09分50秒
  「才能」って、いったい何なんでしょうね。
収入につながるかどうかは関係なく、誰もが「才能」を持っているはずです。
もし仮に、いかなる種類の才能さえ持ち合わせていなくても、
この世に生まれ、生きているだけで価値があると僕は思っています。
若い人にはわからないかもしれないけれど。
 
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返信どうも。

 投稿者:山下浩二  投稿日:2006年 3月19日(日)11時26分37秒
  わかりました。ありがとうございます。
やはりこの時代を生きていくには、才能がものをいうのかもしれませんね。
 
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投稿ありがとう。

 投稿者:児嶋  投稿日:2006年 3月18日(土)04時13分50秒
  山下さんへ

投稿ありがとう。児嶋です。とてもシビアな質問で(^_^; 参りました。

「最終的に作詞をする、と言う道はミュージシャンになると言う選択肢を残すだけにはならないのでしょうか。」ということですが、極端に言えばその通りです。これは今に始まったことではなく、90年代に入って、歌手が「アーティスト」と呼ばれ、自分で作詞をするようになった頃からのことです。現在、専業作詞家(=作詞だけで生活できる人)というのは、ごく限られた人たちです。それは、80年代以前に多数のヒット曲を持っていて、その印税が入ってくる人(もうすでに作詞家として活動していないかもしれないけれど)、あるいは才能と運に恵まれたほんの一握りの人たちです。僕は才能と運に恵まれていないので、兼業作詞家です。

次に、「その中で成功するには並大抵の作詞力では足りない、ということにはならないのでしょうか。」ということですが、出会いや運も大きな要素なので、作詞力さえあれば成功するということでもないと思いますが、極端に言えばやはりその通りです。つまり、作詞家が必要とされることが少ないので、「魚の少ない湖で釣り糸を垂らしているようなもの」ですね。テクニックがあれば釣れるかもしれません。けれど、ビギナーズラックがあるかもしれません。あるいは、魚が全滅してまったく釣れないかもしれません。

最後に、「自分の詞をどう分類しますか?」ということですが、そんなことは考えたこともありませんし、仮に他人に分類されたら困惑すると思います。「自分の作品は自分の作品である」ということでしかないので。

僕に質問することで、山下さんが自分自身にどんな答えを導き出す助けにしようとしているのかはわかりませんが、僕は作詞家なので、もし湖に魚が少なくても、あるいは、一匹もいないとしても、釣り糸を垂らし続けるでしょう。それは、作詞が好きだからです。

では。
 

質問です。

 投稿者:山下浩二  投稿日:2006年 3月18日(土)00時25分3秒
  児嶋さんは現役作詞家さん、ということで質問があります。
今、メディアは作詞家の存在を必要としているのでしょうか。
見ていると、倉木麻衣や、木村カエラなどは詞を自分でやっています。
こういうミュージシャンが詞をやる、という行為が増えつつあるのが今の日本のメディアの現状になってきています。
となると、作詞家の活動範囲とはどうなるのでしょうか。
最終的に作詞をする、と言う道はミュージシャンになると言う選択肢を残すだけにはならないのでしょうか。
そして、その中で成功するには並大抵の作詞力では足りない、ということにはならないのでしょうか。
どうしても、かごの外から見ているとわからないことなので、お応えいただけたら非常に嬉しいです。
それと、自分の詞をどう分類しますか?
現代的な哲学的な詞なのか、それとも80年代のような幻想的な詞なのか・・・など。
ぜひとも教えてください。
よろしくお願いします。
 
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補足

 投稿者:児嶋  投稿日:2006年 3月13日(月)15時54分59秒
  ひよこさんへ

「使ってはいけない言葉」の補足です。
あからさまな性的描写を表す言葉や、暴力的な表現も含まれます。
 
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(無題)

 投稿者:ひよこ  投稿日:2006年 3月13日(月)14時42分5秒
  ご返答ありがとうございました。とても丁寧に教えていただきありがとうございます。よくわかりました。  

投稿ありがとう。

 投稿者:児嶋  投稿日:2006年 3月13日(月)02時49分40秒
  ひよこさんへ

投稿ありがとう。児嶋です。
まず、「使ってはいけない言葉」というのは、いわゆる「放送禁止用語」と呼ばれているもので、差別的な表現のことですね。レコードメーカーの制作担当者などには極秘で配布されている禁止用語集のようなものがあるのですが、プロの作詞家も含めて、一般には手に入りません。レコーディングする前に、詞の内容に差別的な表現がないかどうか、メーカー側でチェックするのです。

「形式を整える起承転結」ですが、古い作詞の教則本などを読むと出てくるかもしれませんが、これはまったく気にしないでよいと思います。詞の構成にルールなんてないので。ただ僕の場合、サビに引っかかりのある新鮮な言葉を使うとか、あるいは、1コーラス目と2コーラス目の展開を時系列でまとめるのか、その他のエピソードで広げるのかなどは、曲によって展開を工夫しますが、とくに起承転結を意識したことはありませんし、する必要もないと思います。

「字脚をそろえる」というのは、同じメロディーの部分は同じ文字数で、言葉の切れ方も同じにするということです。たとえば「瞳を閉じて君を描くよ」というフレーズなら、14文字ですが、14文字で同じにすればいいということではなく、メロディーの切れ目「瞳を」「閉じて」「君を」「描くよ」で、4/3/3/4 の言葉を、同じメロディーの部分に当てはめるということです。メロディーの「切れ目」も感覚的なことでしかないので、どこで「切る」かは、その人の感性によるものが大きいと思います。しかしこれも、あまり意識し過ぎると詞の自由度がなくなってしまうので、僕はあまり気にしていません。

形にとらわれすぎるより、発想を豊かにするほうがよいと思います。少しくらい展開がおかしくても、字脚がそろっていなくても、大切なのは「聴いた人の心に届くかどうか」だと思います。

では。
 
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(無題)

 投稿者:ひよこ  投稿日:2006年 3月13日(月)01時36分49秒
  遅くに失礼します。作詞家には使ってはいけない言葉や形式を整える起承転結、字脚のそろえ方などがあるとききましたがどういうのが使ってはいけない言葉なのかがわかりません。この三つをよろしければ教えてください。  

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