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ちょっと言葉が足りなかったので書き足します。
バッハの臨時記号の書き方は原則として(同音連続を除く)一音主義です。一つの小節の中に同一の変化音が出てくる場合、全部に記号が付きます。元に戻るときは小節内と場合によっては次の小節でもナチュラルを付けてくれます。ただ時折り、ナチュラルの付け忘れはあります。ロ短調ミサ・グロリアのQui tollis44小節目(旧p111新p96)3-4拍の第1フルートのa音にはナチュラルが付いていませんが新旧どちらもaisとはしていません(序でにこの音の直前の音は旧がg,新がgisと異なりますがgisが正解です)。1拍目のシャープはここまで及んでいないのです。管組の問題の箇所は直前のfisと近接していますが、バッハがシャープを手抜きするとは考え難く、ナチュラルを付けなかったと考えるほうが自然でしょう。この曲は自筆譜がなく、マグダレナ他のコピーストの写本しか現存しませんが、臨時記号に関してはバッハのやり方と同じでした(新版にわずかですが掲載されています)。
結局最終的な判定は写本の該当箇所を見るしかないのが残念です。
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